桜辞典 晩春編その1
天の川(アマノガワ) Prunus
lannesiana ‘Erecta’
花は中輪、八重咲きで淡紅色。開花期は4月下旬。
枝は直立し、花も上向きに咲く桜で樹形は円柱形となるので狭い庭等にも適します。
妹背(イモセ)
Prunus lannesiana ‘Imose’
花は大輪、八重咲きで紅色。開花期は4月下旬。
京都の平野神社にある桜でひとつの花に雌しべが2本あり、果実も2個つくことからこの名がつけられました。
鬱金(ウコン) Prunus
lannesiana ‘Grandiflora’
花は大輪、八重咲きで黄緑色。開花期は4月下旬。
花色が黄緑色と珍しい桜で、ウコンの根茎を使って染めた色に似ていることからこの名がつけられたといわれています。その花色から欧米でもよく栽培されています。
関山(カンザン)
Prunus lannesiana ‘Sekiyama’
花は大輪、八重咲きで濃紅色。開花期は4月下旬。
八重桜の代表的品種で欧米でも広く植えられています。また、花の塩漬けは桜湯として用いられます。